急性胃炎とは さまざまな原因によって引き起こされる、急激な胃の粘膜の炎症を言います。 主な症状は 上腹部の痛みや重苦しさ、胸焼け、食欲不振などがあります。

原因としては、ストレス、細菌感染、風邪薬 鎮痛剤などの影響、暴飲暴食、アレルギーなどがあります。 1～2日で治るものあれば、数日かかる場合もあります。

症状に合った薬を服用しますが、基本 食事療法です。 炎症による痛みが強い時は 1日くらい絶食をします。 症状が軽快したら、ぬるい麦茶や湯ざましで水分を摂ります。

食べられるようになったら…
流動食→半固形食→軟食→軟飯食 という段階を踏んだ食事療法をします。 各段階の食事レシピについては急性胃炎の食事をご覧ください。

急性胃炎になりやすい食品として、胃酸分泌を促進するものがあります。 例えば、唐辛子や多量のアルコール、コーヒーなどです。

アルコールは胃の粘膜を透過して直接吸収されてしまうので、胃粘膜に大きな負担となります。 お酒を飲む際は、牛乳、ヨーグルト、チーズ、などの胃粘膜を保護する食品を あらかじめ摂っておくことをお勧めします。胃粘膜保護をする食品については 胃に優しい食品を参考にしてください。

また、コーヒーはカフェインよりもクロロゲンという物質が胃酸分泌を促してしまいます。 対策として、ミルクを入れることによってクロロゲンの効果を抑えることができます。