人から人への経口感染、特に母親から子への感染経路が主体とされています。 主に免疫力の低い小児期に感染します。 一度口に含んだものを子供に与えるなどすると感染します。 大人になってからの感染はほとんどありません。

病気との関連

感染していても健康な状態であれば 特に問題ありません。 しかし、胃の中の攻撃因子と防御因子の均衡が崩れた時に胃炎や潰瘍といった病気になります。 この均衡を崩す原因が ピロリ菌にあるといわれています。

検査

さまざまな検査方法がありますが、 最も精度の高い尿素呼気検査がお勧めです。 薬を飲んで息を吹くだけなので 苦痛を一切感じません。

尿素呼気検査とは…
ピロリ菌が出すウレアーゼという酵素は、 胃の中の尿素と反応し 二酸化炭素を発生させます。 この二酸化炭素を測定することで ピロリ菌の有無を調べる検査です。

除菌

薬で除菌
抗生物質+胃酸抑制剤 を1週間 飲み続けます。 治療薬は胃・十二指腸潰瘍と診断された方のみ保険適用となります。 それ以外の方は自費となります。お薬、検査、診察料を含めると約2万円程度かかります。

また副作用が強く、下痢、発疹、吐気、味覚障害などが起こります。 詳しくは、除菌体験談を参考にしてください。

食品
食品でもピロリ菌を抑制するものがあります。 菌を減らす食品 LG21、ココア、フコダイン、スプラウト、梅エキスなどと組合わせると、 有効かもしれません。