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ピロリ菌除菌治療、保険適用広がる慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因の一つといわれているピロリ菌 除菌治療の保険適用範囲が2010年6月から「早期胃がんの内視鏡治療後の患者」にも 対象となった。 他にも「悪性リンパ腫の一つである胃MALTリンパ腫」「血液の難病・特発性血小板減少性紫斑病」 の2つも新たに保険適応対象となった。 日本ヘリコバクター学会は、ピロリ菌感染者は全員除菌すべきと推奨しているが、 保険適用範囲はまだまだ少ない。 自費だと、検査及び、除菌治療費に数万円かかる。 杏林大学(東京・三鷹)消化器内科教授の高橋信一氏は、 「自分が胃がんになるおそれがあるかを知る上で、ピロリ菌の感染を調べる価値はある」と指摘している。 また、「萎縮の程度が進んでいたり、家族に胃がん患者がいたりする場合は、 がんに進む可能性が高いと判断できるので、治療を勧めます」とも話している。
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