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    慢性胃炎闘病記 1:「すぐに治ると思っていた…」
   いつもの胃炎…すぐに治ると思っていた  私の慢性胃炎は、旅行中に機内で空腹時に飲んだワインが引き金になり、 そこから2年半ほど続きました。 胃が痛いと言っても私の場合は、背中の上部が痛むものでした。 これは関連痛と言い、胃に隣接する部分が痛くなる症状です。 旅行中、常に胃の不快感を感じていました。 食事中や、食後1時間以降の食間には、痛みがやわらぎほぼ気にならない程度でしたが、 空腹時と食後1時間まではひどい鈍痛に襲われていました。 痛みと言っても、挿すような痛みはなく、 「胃が重い」といったような不快感が常に続くような感じの痛みです。 症状は、げっぷが多くなり、背中が重苦しく、多少胸やけがあるというものでした。 小さい頃から胃の弱かった私は、こういう胃炎を繰り返していたので、 今回もいつもと同じだろうと思っていました。 しかし、旅行から帰ってきて市販の胃薬を服用しても症状が改善されず、 ようやく病院に行くことにしました。 この時、旅行中に痛くなってから10日は経っていたと思います。 胃酸抑制剤の服用と食事療法病院に行くと、すぐに胃の内視鏡検査(胃カメラ)を行いました。 検査結果は、重度のびらんが見られる胃炎と診断されました。 びらんとは、胃壁がただれたようになる症状で、 胃炎というと一般的このタイプの症状が多いと先生が言っていました。 とりあえず1ヵ月、胃酸を抑える薬と胃炎幕をほどする薬を服用をしましたが、 一向に良くなる気配はありませんでした。 薬を飲んでいる間は特に食べるものに気を使うわけでもなく、 いつも通り食事をしていました。 揚げ物も食べていたし、香味系の野菜や、カレーなども食べていました。 1ヵ月経っても治らなかったので、これはただ事ではないと感じ、 自分で胃炎についての治療法や食事レシピ本を購入して 勉強しました。 医者は診断と治療は行ってくれますが、 大抵の場合、食事の方法やレシピなどは教えてくれません。 基本的には自分で勉強し、知識をつける必要があります。 ただ、本に書いてあることがすべてと思わずに、 分からないことがあったらすぐに医者に相談し、 指示を仰ぐのがベストだと感じています。 ちなみに下のリンクは、 私が参考にした胃炎の食事レシピ本や、 「胃炎とはどのような病気か」について書かれた本です。 よかったら参考にしてみてください。 私のおすすめは 胃・十二指腸潰瘍の人の食事です。 胃にやさしいレシピの他に、胃炎の基礎知識と、胃炎の食事に関する基礎知識も 掲載されていて、全く知識がなかった私には、とても役立った参考書です。 半年経っても治らない食事にも気をつけて、薬を飲み続けましたが、 半年経っても一向に回復の兆しが見えませんでした。 胃カメラを行った際にピロリ菌の検査を行っていたのですが、 陽性反応が出ていました。 本などからピロリ菌が慢性胃炎の原因の一つだと言われていることを 知っていたので、先生に除菌治療もしたいと申し出ました。 ピロリ菌が直接の原因かどうかはわかりませんでしたが、 とりあえず、慢性胃炎の原因になるものはすべて潰して おきたかったのです。 ピロリ菌除菌を試してみる に続く。 |